秘蜜の秘め事
どう言うこと?

何でこんなことするの?

戸惑っているわたしに、きぃちゃんが上から顔を覗き込んできた。

「――きぃちゃ…!」

言いかけたわたしの口をきぃちゃんの手がふさいだ。

ふさいだその手は大きかった。

一体何をしようとしているの?

「動かないで」

今まで聞いたことがない低い声で、きぃちゃんが言った。

わたしがよく知っているきぃちゃんの声じゃない。

声だけじゃない。

顔もだ。

わたしの知らない怖い顔のきぃちゃんが、わたしを見下ろしている。
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