秘蜜の秘め事
しかし、まさか一目で恋に落ちるとは…。

今までそれなりに恋をして、交際をしたことはあったけど、一目ぼれはなかった。

ごく自然に相手を好きになって行くと言うのが、当たり前だった。

それがまさか一目ぼれだなんて…。

「先生、そんなことよりも原稿はできたんですか?」

相川の声で戻された。

「まだ途中だって言っただろ」

「じゃあ、今すぐ完成させてください!

締め切りは5日後なんですから!」

そんだけ時間があるなら、まだ大丈夫じゃないのか?

なんて思ったけど、机に向かった。
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