秘蜜の秘め事
はちみつで汚れた指を、赤い舌がなめとる。

何か、エッチな感じが…。

わたしじゃなくて、指なのに…。

なのに、どうして自分がなめられているような気がするのだろう。

その光景から目をそらしてしまえばいいのに。

その光景から顔を下に向けてしまえばいいのに。

なのに、目を離すことができない。

うつむくことができない。

もう、変態じゃないんだから…。

そう思っていたら、古沢さんと目があった。
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