WITH
「じゃあ、お邪魔しました。メシ旨かったよ、ごちそうさま♪」
玄関の外。
ドアを閉めて、廉とのお別れ―――
今から廉は、蜜華さんのところに帰るんだ……なんて、口が裂けても言わないけれど、廉はなんとも思わない……???
にっと笑い、私の後頭部に手を伸ばすとそのまま引き寄せられて、重なる唇。
廉のすべてに包まれると、何も考えられなくなる―――
唇が離れると、廉の腕の中にすっぽり納まるように抱き締められていた。
「あー…、帰りたくないんだけど?」
廉も……離れたくないと思ってくれてる?
背中に腕をまわしてきつく抱き合えるこの瞬間が、ただただ愛しい。