WITH


* * * * *


昔よりは、一人の時間を充実させられるようになった私は、今、廉とよく来た公園に来ていた。


桜もタンポポも……
昔と何ら変わらないのに、区画整理で整備の行き届いた公園は、昔よりも遊具が増えて、遊びに来る子供たちの数も歴然と増えていた。



「キレイ……」



ベンチに座り見上げれば、空の青と桜のピンクが色鮮やかで眩しい。


私のモヤモヤした気持ちなんて、なんでもないもののように思わせてくれる。





廉のことを思わない日なんて、1日も無くて。


笑っていても、ポッカリと心に穴が空いているような空虚感はあるんだ―――



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