WITH
「今、何してんのー?」
「……公園で日向ぼっこ?」
もう一度、空を仰ぎ見て……
眩しい春の光に目を細めていると、
「日向ぼっこって……紗和ちゃん、可愛すぎっ!!」
けらけらと笑う晴哉に、反射的に眉根を寄せてムッとしてしまった。
「可愛くもなんともないから……晴哉、何か用あったんじゃないの?」
「あ、そうそう!
天気いいから、たまには昼に会えないかなーと思って♪……オレも、そこに行っていい?」
「ここ、に……?」
呟くように途切れ途切れの言葉を吐き出した私は、この公園に廉以外といることを想像出来ないでいて……そのまま、言葉に詰まってしまう。