WITH



「“こんな可愛い子供欲しい”って言ったじゃん?その写真、全部オレだし……オレとの子供なら、紗和ちゃんの欲しいと思ったその写真みたいな可愛い子供が生まれるんじゃないの?」


「え…っと……」



晴哉の言っていることはわかるんだけど、それは……どういうこと???


そう思っている間にも、テーブルを挟んで座っていた私と晴哉の距離は、晴哉があっという間に詰めてしまって、触れ合えてしまうほどの至近距離。



「紗和ちゃん、好きだよ……」



にっと微笑んでそう言った晴哉は、簡単に私を抱き上げてベッドに行くと、そっと下ろして唇を重ねた。


次第に激しくなる口付けに意識が朦朧として、“私も晴哉が好き”……それしか考えられなくなる。



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