WITH
「紗和が俺のこと好きならそれでいい……、気にするな?」
ギュウッと抱き締められて、頭上から聞こえた廉の柔らかい声に私は頷くしかなくて、そのまま廉の背中に腕をまわした。
「なぁ……、俺のトコに戻ってきたからには二度と離してやらないけど、……いいのか?」
「……うん。今度は守られるばかりじゃなくて、私が廉を守ってあげるから」
瞳を閉じて……、誓うように廉に伝えた。
「ははっ!
うん、期待しとくけど……俺にも守らせてな?」
嬉しそうな廉の声音と、耳許で響く廉の心音をしっかりと感じて……私は嬉しくて頬を濡らしていた。