隣の女
翌日になって学校へ行っても当たり前のように琉希亜は俺を見ようともしない。

けど、変わったことが一つだけあった。

俺が琉希亜のことで凹んで歩いていると、

「おはよう。」

と言ってくれたやつがいたのだ。

そう、それは宮坂だった。

その言葉が俺を元気にしてくれた、癒してくれた。
だから、俺も

「おはよ!」

そういった。
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