傘から始まる恋


――――ジリリリリッ


「う~…


はぁ!!!天気天気!!」



ガラララ…


「雨だ…。」


窓を開けるとそこには
私が待ちに待った雨の香りが
広がっていた。




「…よしっ!!ちょっとだけ
化粧していこっと♪」



いつもよりちょっと手を加えて

あの時の時間帯に
あの場所に着くよう
家をでていった。

お気に入りのオレンジの傘を
しっかり持って、





「行ってきまーす!」




< 11 / 36 >

この作品をシェア

pagetop