先輩と私と。
「さぁ、いないんじゃねぇ?興味なさそう」



「そっか...。興味、無いか」


「あ、ちが...そうじゃなくて、今んところ、今んところ、な?」



「いいよ!!別に。見てるだけでいいし」


「強がってるー。聞いとくよ。先輩に。ちょっと耳貸して」



「ヤダ」


手で強く耳を塞ぐ。




もう何の音もしない。


だけど、


ヤマキ君は無理やりそれをはずそうと、私の腕を掴む。



剝がそうとする。


必死に抵抗してる。


すると先輩が来て、


「ヤマキー。エロ知識盛り込まないー」


と言った。


「はーい。ごめんなさーい」


そういって私の腕から手を離す。


私も耳から手を離すと、


その隙に盛り込まれてしまった。



< 37 / 446 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop