先輩と私と。
「百合、どうだった?」




それでも、梨乃は聞いた。




「ど、どうしよう.....」





「どうしよう、って?」













「県代表、なっちゃった.....」



















「ホント!!?マジで??ヤバ!!!!すごいじゃん!!!百合さいこー」





梨乃は百合が折れそうなぐらい百合をひっしと抱きしめる。




「いたっ.....ちょ、背骨が」




「もー、百合大好きっ!!!」





顧問は私に苦笑いを浮かべる。





だから、




「ほら、百合折れるから。死んじゃうよー」




「あっ、ごめん!!」





梨乃は大人しく退けた。





「梨乃はどうだったの?」





「優秀賞!!!」



「やったね!!!」





顧問は呆れた顔をして私たちに言う。




「さぁ、帰りますよ」




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