I love you~最初で最後の恋~




「澪、また連絡する。何時頃空いてる?」



制服を身につけていると、後ろから抱きしめられた。



ウザ・・・・・



「私、2度目はないの」


「なんで?気持ちよかっただろ?」



笑わせてくれるよ。



「幸せな時間は永遠がいいの。今日のことは綺麗なままで記憶に残したい。だから2度目はない」



チュッとキスをする。



これだけの演技をしておけば、ややこしいことになることは滅多にない。



「じゃあ偶然会ったらまたシてくれる?」



そして首筋を舐める。



「いいよ」



偶然会うとか分かんないし。



そもそも、今日の放課後にはもう忘れてるし。



「じゃあ次を楽しみにしてる」



深い深いキスを交わしてくる。



ダメ



全然気持ちよくない。



「じゃあまたね」



自然と離れ、荷物を持つ。



「今晩は楽しかった」



笑顔で手を振ってアパートを出る。



今から学校かぁ~・・・・・



ダルイな。



てか、お金減ってきたな。



次は大人のリッチな叔父様でも狙いますか。



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