Worlds end
第20章 待ち合わせ
朝7時-

まだ吹く風も覚めない時間に、
ミオと僕は、お気に入りのカフェで、
待ち合わせをした。



僕は自宅から程遠くないバス停で、
6時50分発のバスを待っていた。


カフェに着くのは、
7時10分位になるだろう。

けれど僕はミオに、

「少し遅れるッ!!ゴメン!!」

なんてメールをする事も無く、
静かにバスに揺られる。



と云うのもミオの事を、
誰よりも分かってる僕だから、
出来る事だった。
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