【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~
"資料室"と書かれたプレートを見上げて
から、ドアに手をかける。
──カラカラ……。
「あー、麗ちゃん来たー!」
そう言ってふわふわの赤毛を揺らした春
希。
「姫遅いよー」
「いらっしゃい、麗ちゃん」
「チッ。来たのかよ」
その後に続いて、皆が声をかけてくれる
。若干一名、ムカつくのがいるけど。
そして。
「麗……来い」
その中心で私を手招きするのは、雅。
私は雅に言われるままに雅の傍に行き、
私の為に空けられてる雅の隣に座るのだ
。
最初は、雅の横なんて妙に気が張ってし
ょうがなかったんだけど。