【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~
だけど雅達は、私のことを心配しすぎだ
。
スーパーに行くまでの道のり、色んな事
を考えていた。
本当に、これでいいのか、と。
このまま、彼らに頼っていていいのか、
と。
紅蓮に連れ去られたあの日から、私が頑
張って張っていた虚勢は、崩れてしまっ
た。
泣いちゃったし、そのぶん、笑ったりも
した。
ずっと押さえつけていた感情を解放する
のはすごく気持ちよくて、楽だった。そ
れを、彼らは受け入れてくれたから。
もう一度、もう一度だけ。
もう一度だけ、この五人だけは、信じて
みよう、って思えた。
だけど、不安が拭われた訳じゃない。
まだ、怖い。