すっぴん★
「厳密には分からないけど。多分、ラブホに行った当たりからじゃない
かな」
俊介が真面目な顔をして答えた。
「俊介はラブホに入った時から、私の白馬に乗った王子様か。王子様、
私を末永く愛してね」
「王子様は、よせよ。俺、そんないいもんじゃないし」
俊介が王子様という表現に照れたのか、頬を少し赤くした。
「分かったわ」
素が俊介の言葉に同意した。そして、何を思ったのか話題を変えた。
「俊介、お腹は空いていない。空いていたら、何か作るけど」
素が、俊介に空腹かどうかを尋ねた。
「ああ、大丈夫。先程の居酒屋で十分食べたから」
「それなら、シャワーでも浴びたら」
素が俊介にシャワーを勧めた。
「じゃ、そうするよ」
「バスタオル。お風呂場に出しとくわね」
「ありがとう」
俊介は、素に礼を言い風呂場に向った。