すっぴん★
「それは、そうだけど・・・」
素は、中々うんと言わない。
「悪い事、言わないよ。この通り、僕の一生のお願いだから・・・」
「分かったわ。俊介がそれほど言うのなら、教護デスクに行くわ」
素は、救護デスクに行く事を渋々承諾した。
二人は、10㎞付近にある救護デスクまで歩いて戻る事に。
救護デスクに到着。
そこには、簡易なデスクに椅子が並べられている。
ドクターと看護士らしきスタッフが椅子に座っていた。
素が、恐る恐る対面の椅子に座った。
「どうしましたか」
意外や意外。
ドクターらしきスタッフの口から、日本語が。
それも、流暢な日本語が飛び出した。
英語を片言しか離せない素は、内心ヒヤヒヤ、ドキドキ。
運のいい事にドクターは日系3世。
流暢な日本語を聞いて、素は大いに胸を撫で下ろした。