すっぴん★
「チャンスってどういう事」
素が、俊介に率直に質問をした。
「アレルギーが起こった二日のコピーを見比べると、ほうじ茶、チョ
コレート以外にも、まだ共通項があんのだ」
「まだ、そんな事言っているの。あれだけ、あなたの勘が外れていた
のに、まだ懲りないの」
素が、俊介の顔を見て呆れたという表情をした。
「あと一度だけ。これが最後だ。この通りだ。頼むから、一度だけチ
ャンスをくれ」
俊介が、両手を合わせて必死に素に懇願をした。
「あなたが私を探していたのは、もしかしてこの件を調べたかったか
ら」
「ああ、そうだ」
俊介が頷いた。
「呆れた。私は、やっと専門医に診てもらう決心をしたのよ。私の
決定に、なぜ賛成してくれないの」
素は自分の決定になぜ俊介が賛同しないのか、理解に苦しんだ。