すっぴん★

「チャンスってどういう事」

素が、俊介に率直に質問をした。


「アレルギーが起こった二日のコピーを見比べると、ほうじ茶、チョ
コレート以外にも、まだ共通項があんのだ」


「まだ、そんな事言っているの。あれだけ、あなたの勘が外れていた
のに、まだ懲りないの」
 
素が、俊介の顔を見て呆れたという表情をした。

「あと一度だけ。これが最後だ。この通りだ。頼むから、一度だけチ
ャンスをくれ」

俊介が、両手を合わせて必死に素に懇願をした。

「あなたが私を探していたのは、もしかしてこの件を調べたかったか
ら」
「ああ、そうだ」

俊介が頷いた。


「呆れた。私は、やっと専門医に診てもらう決心をしたのよ。私の
決定に、なぜ賛成してくれないの」


素は自分の決定になぜ俊介が賛同しないのか、理解に苦しんだ。





 
< 225 / 273 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop