すっぴん★
「今から、君の自宅に行こう」
俊介が早口で言った。
洗顔石鹸は、シロか、クロか。
早く、白黒をはっきりとさせたい。
逸る気持ちに急き立てられて俊介が、素の自宅に行く事を促した。
「ええ、今から」
「犯人が泡と消えないうちに、ご対面したいのだ」
もう俊介は、犯人を追い詰める刑事気分そのもの。
「分かったわ」
素が、自宅に行く事を渋々承諾をした。
二人は阪神電車と徒歩で、素の自宅のあるマンションへ。