闇桜~孤独な少女~










「お前、喧嘩のとき俺のこと

見てただろ、」





気づいてっ...





『見てない...』





「フッ...桜華さ、俺の事

好きだろ」





は?!




ッッ、、、





『す、好きじゃない!』





「その顔で言っても意味ねえよ」





その顔って...どんな顔だよ





「真っ赤、だぜ?」






『ッッ、、、好きじゃない』





「まだ言うか?」





『僕は、誰も好きにならないっ
どうせっそんな事言ったって裏切るん
だろっ、、、人はそんなもんなんだ』





「なに勝手に決めつけてんだよ

俺は絶対裏切らねぇ。約束だ。」








....昔の僕だったらそんな事絶対


信じてないと思う。




でも...信じたいと思える




それは、多分來基だから




さっき來基が微かにわらったときも



ドキドキした。





來基だから信じれる。





....結局、來基の言った通りじゃん






“絶対惚れさせてやる”






『ッッ、、、裏切ったら

ボコボコにするからなっ』




また顔を逸らしながら言った




「フッ...安心しろ。

裏切らねえから。」




そう言ったらまた僕の顎を



掴んで





「俺から、離れるなよ。」





そう言って顔が近づいてきた




顔が紅くなったとおもうけど



気にせずまぶたを閉じた....












< 138 / 249 >

この作品をシェア

pagetop