日記とか小説とか。
小説
「・・・だるい。」
目覚めは最悪。寝癖も最悪。
昨日の出来事を思い出してしまい、視界が滲む。
「昨日、泣いたばっかなのにな・・・」

最悪な昨日の出来事。
学校で、放課後で、廊下で。
パシンっ
「っ!!」
「お前がそんな奴だとは思わなかったぞ、アリス。」
「・・・」
ああ、何でぶたれてるんだっけ。
・・・そんなことどうでもいいから早く寝たい。だるさが抜けない。
「・・・なんだっけ、何したっけ?」
「っ、お前っ!!またそうやって俺をバカにすんのかよ!!」
いや、だって本当に知らない。
あぁ、何か体がふわふわしてきた・・・
―――あ、倒れる。
そう思ったときにはもう廊下と背中は密着済み。
だけど痛みは感じなくて。
「眠、いなぁ・・・」
「・・・?お前、大丈夫かよ・・・?」
そういって伸ばしてきた彼の手掴む前に意識が途切れた。
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