-カウントダウン-
「俺…引く」
優は小さな声で言った。
その声は今にも消えそうな恐怖と絶望が混じった声だった。
健二が最後の一本を取り
「「「神様だーれだ…」」」
皆が口を揃えて言った。
「……私です。」
そう言ったのは坂山 美玲だった。
美玲は優の幼馴染であり片思いの人でもあった。
「美玲…」
優が呟いた。優は美玲が悲しむ顔を見たくないと思った。
「…優っ…」
そう言った時だった。
「早くしてよ!美玲!」
「さっきくらうぜぇんだよ!早く言え」
「美玲…私たち親友だよね?」
皆恐怖で人が変わっていた。自分しか見えてない。自分さえよければいいとしか思っていなかった。
「…ごめんね………4番と9番…うぅ…
体内…破裂っ」
そういい、美玲は泣き出した。
周りを見ると4番と9番が直ぐに分かった。
二人以外は安心した顔、それに対して二人は絶望した顔。