幼馴染、マネージャー、恋人。
[side誠]
四年前。


「おい、夜逃げなんて…」

凛との花火が終わって家に帰ると母さんは荷物をまとめていた

「誠も…まとめて。急いでね」

「そんなこと…」

「仕方ないじゃない!お父さんが事業で失敗しちゃってこれしか道がないのよ」


俺は事実を悟り、荷物をまとめた


シューズとかサポーターとかボールも入れた


そもそも高校に行けるのか疑問だったけど…


バレーだけはなんとしても続けたかった



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