【完】私が愛した男~椿を護るヤクザたち~
「か、買わせろって…??」




「あ?お前を俺が買うんだ…だから、お前は今日から俺のものってこと」

む?




むむむ???






「な、何で?」





その意味が分からん






「お前が欲しいからだ…俺のものになれ」




私の中で何かが切れた







「私はモノじゃないッ!!!!!!あんたの玩具になるなんて嫌ッッ!!!どうしてよ…どうして……私なの…やっと自由を手に入れて、死ねるって思ったのに……」






私は膝から崩れ落ちた






死ねると思っていた期待は外れた






―――――彼が光になるとも知らずに…



< 21 / 37 >

この作品をシェア

pagetop