どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて


嫌な予感……。


「もしもし、彩花」


ドクンー

彩花ちゃんはこの前あった、星野くんの幼馴染。


佐野くんはただの幼馴染だって言ってたけれど

私にはそういう風には映らなかった。


「いや、無理だって

今日は無理って言ったじゃん


あのさ……彩花、

俺、……!?!おい、彩花大丈夫か?

今行くから」


えっ……。


ピっと勢いよく電話を切る星野くん。

その表情はとても青ざめていた。


「ごめん、松山

アイツのとこ行かなきゃいけなくなった

今度埋め合わせするから」




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