どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて


良かった。

早く帰れる。



「委員会入った人はさっそく明日から活動あるからね」

最後に先生が言った言葉を除けば、今日はけっこういい日だったと思う。



1年の頃から仲のいい友達と同じクラスになれて

委員会もスムーズに決まって、


星野くんと一緒の委員会になれた。


いやいや、これは別にいい事じゃないや。

ぶんぶんと頭をふりながらそんな事を考えていると


「心〜良かったじゃん〜」

とニヤニヤ笑う理沙がいた。


「何が?」

「モテ男と一緒の委.員.会」

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