シークレット・ガーデン


シートに腰掛け、理亜の頭を撫でながら、真彩は理亜の髪の毛が湿っぽくなっている事に気が付いた。


汗掻いちゃってる……


真彩はハンドタオルを取り出し、理亜の柔らかな髪の頭を軽く拭ってやった。


司の家に着いたら、お願いしてお風呂を貸してもらい、理亜を湯できれいにしてやろうと思う。

でないと、湿疹が出来てしまいそうだ。


ママバッグには、理亜の2着分のベビー服がいつも入っているから、1枚を寝巻き代わりにしようと考える。


紙オムツは、あと2枚しかなかった。

川崎に着き、司の車に乗せてもらったら、どこかコンビニでも寄ってもらうように頼まなければならない。


自分は着たきり雀でも、構わない。

昔は、司のTシャツをぶかぶかの寝巻き代わりにしていたこともあったけれど、渚の手前、もうそんなわけにもいかないだろう。



予想外の司からのメール。


司は娘の渚に、自分や理亜のことを話しているらしい。





< 114 / 216 >

この作品をシェア

pagetop