イケメン幼なじみに愛されて



「柚……」



翔太が何かを言おうとして、それを遮る。



「女の子と遊んでたんじゃないの?」



つい口にだしてしまう。



「はぁ?」




そういうと、翔太は意味が分かんないって顔をする。

それでもそのまま続けた。



「さっき、街で見た。」



嫌でもあの光景が浮かぶ。

……楽しそうなあの子と歩いてる姿が。




「あ、あれは……」



言いづらそうな翔太。



……なによ。

いつもの俺様は?

そんなにバレたくなかった?



そんな考えが浮かんできて、
無性にイライラした。
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