さよならをください
さよならをください
放課後になっても、僕はまだキミジマ先生の課題と睨めっこしていた。

図書室へと行ったが、古文の資料はそのほとんどが資料室に置かれているということを聞かされた。

資料室に入るには入室申請を行わなければいけないということを知り、結局は自力で考えることを選択したのだが全く分からない。



高校時代の僕はどうやってこの場を切り抜けたのだろう。



必死で昔を思い出してみるのだが、どうやっても思い出せない。

これが女神さまに消された重要な記憶であり、つまりこの課題があの歌を聴くためには必要ということなのだろう。

それだけに思い出せないことが、ひどくもどかしかった。
< 17 / 34 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop