さよならをください
「はい」


そう言うと、僕の頭の中にあの歌が流れてきた。


「えっ、こんなに簡単に聴かされても・・・」


あまりにも簡単に女神さまが歌を流してきたので心の準備も何もしておらず、曲のほうに集中した。


(ああ、この歌だ)


確かにあのときに聴いた歌が、僕の頭の中で流れていた。



だけど・・・


「どう、これでもう思い残すことは・・・」


「違う」


「えっ」
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