私の彼氏は中国人留学生
第三章 中国人彼氏との距離
第三章 中国人彼氏との距離


私、全力で恋しました。
運命だと思える人に、たった一人の人に出会いました。

恋した相手は中国人だったけど、そんなこと関係ないって思ってた。

だけど......、私、世間知らずで甘かったみたいです。


愛に国境がないのは、事実。

どんな困難があっても、たとえ禁じられた恋だとしても、誰かを愛してしまうのも、事実。


ですが、愛だけでは全てを乗り切れないこともまた、事実だと思い知りました。


夢から醒めた後に待っていたのは、確かに現実だった。

つきつけられた現実に、しだいにできる中国人彼氏との距離。

目の前の高い壁を、どうしたら乗り越えることができるのか、もう分からないんです。


こんなに、好きなのに。


ねえ、どうしたらいいの?
好きだけじゃ、だめなの......?
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