私の彼氏は中国人留学生
「シャワー浴びてくるね?」


「イッテラッシャイ」



アパートに帰り、暁明が作ってくれたご飯を食べて、テレビを見て少し休憩した後。

暁明が勉強し始めたので、説教は後にしようと先にシャワーを浴びることにした。


化粧時間も長くなってきたから、早く化粧も落としたい。






「ちょ......!暁明!
何してるの!?」



シャワーから帰ってくると、そこには信じられない光景があった。


勉強していたはずの暁明が、私の水玉ピンクのノートを見ていた。


大学の授業用ノートだったらいくら見てくれても構わないけど、このノートだけは困るのに......!


今までも暁明は私の持ち物......ケータイとか、手帳を勝手に見ちゃう癖があった。

それも嫌だけど、それ以上にこのノートだけは絶対に見られたくなくて、本棚の奥深くに必死に隠してきたのに。


終わった......、私の趣味がバレてしまった。
< 69 / 244 >

この作品をシェア

pagetop