俺の彼女は変態です


意味不明すぎる。
翔太を宜しくって。


(死んでも嫌だわ)





そんなことを思いつつも、ゆりの言った通り家の前にきた。
ゆりが言うに、着いたら取り合えず電話をして欲しいらしい。






不思議だとは思ったが後から聞けばいいかと、今はとりあえず言われるままに電話をかける。






『あっ陸くん!ちょっと待ってね!開けるから!』






案外あっさりと出て、ますますなんでインターホンを使ったら駄目なのか謎になってきた。







「ありがとうー!ごめんね、彼氏がいること言ったら兄ちゃんが煩くて……」


「だから電話?」


「だってインターホン押したら兄ちゃん出そうなんだもんー!」





早く入ってとりあえず深呼吸してから兄ちゃんと会って!と頼まれる。







あの、さ。






とりあえず俺の嫌いな先輩には変わりねえけどもさ。








お前の兄貴なんなの?







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