物語の終わらせ方


施設では、勉強もさせられた。


外で困らないように、と。
残り2年で、何をしろってのさー


てかそもそも…『きゃっ!』


ぶつぶつ文句を言いながら駅前を歩いてたら、女の子にぶつかってしまったようだ。


「あー、ごめんね?立てる?」


『こっちこそすみませんっ。大丈夫です』


手を差し出したんだけど、自分で立てるようだ。




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