援助交際告白

潤がお風呂から出て、私たちは寝ることにした。
暗くなって、静かになった部屋に時計の音だけが私の耳に入ってきた。
潤は私に背を向けている。
私は、順に私のことを全部打ち明けて、楽になりたかったし、ずっとこの家にいさせてもらいたかった。でも、もし潤が私のことを知って嫌われたら…汚いと思われたら…。
それが怖くて、ずっと何も言えないまま時計の音だけをずーと聞いていた。
もう、潤は寝てしまったのかな…?
「潤…?」
私は気になって小さな声で潤の名前を呼んだ。
「ん?何?」

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