真夜中の訪問者



「あした、何時?」




『あ、俺は昼から』




「じゃ、朝は起こさないで行くから、鍵は閉めていってね」




『了解』




そして大和は浴室に向かった。




友達なのに合い鍵を持ってるなんて不自然極まりない。




でも私達は姉弟みたいなもんだからと自分に言い聞かせる。




大和はいつもソファーで寝るので毛布をそこに置き私は寝室に入った。




ベッドに寝ころぶものの、さっきの眠気はどこかに飛んでしまい寝れそうにない。




しばらくして大和が浴室から出て来る音が聞こえると今度はリビングでガタガタと物音がする。



なぜかその音が心地よくて1人でにんまりとしてしまっていた。




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