ほっといて

「何でそんなこと言うんだよ!

俺の気持ちがなぜ理解できないんだよ?!」


「ちょっ……」


彼は突然怒気を起こし、私に攻めかかってきた。



殴られるのかと思ったら、
私を突き飛ばしてその上に、乗っただけだった。



懐かしい彼の臭い。


付き合い始めて少し経った頃だったら、このまま彼の顔が私の顔に近づいてたんだ。


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