ほっといて

おにぎりだ。


塩むすび。


「私なんかが食べていいんですか?

私なんかに貴重な食料を費やしていいんですか?」


「いいから!そんなことは気にせず、食べろよ」



「………無理です」

私はもらうことができなかった。


怖かったのだ。



また毒を入れられてそうで。


「何でだよ?

味に自信はないけど、不味くはないと思うぞ」
< 66 / 333 >

この作品をシェア

pagetop