パツ子と甘えん坊くん。
雀の鳴き声で目を覚ます。
あれからどれくらい寝たのか分からないけど、もう外は夕暮れだった。
今が夕飯時なのに、お母さんはかなり早い夕食に出かけたなとお母さんを恨みつつ身体を起こす。
まだ身体はダルい。
トイレに行くのがやっとってくらいフラフラしてる。
夕日が見えるからもう学校は終わったかな?
真琴はこれから部活かな?
一寝入りして起きてみれば、考えるのは真琴のことばかり。
あたしどんだけ真琴のこと好きなんだろう。
真琴もあたしのことばかり考えてくれてるかな?
なんて淡い期待を抱きながら、崩壊した前髪が邪魔だからちょんまげ風にヘアゴムで縛った。
鏡で確認すると、前髪がないせいで額の熱さまシートが丸見え。