イケメンの顔面踏んづけた結果。



「あ、これ当日のシフト表」


手に持っていた一枚の紙を、思い出したようにあたしに差し出す関口。



「ありがとう」



受け取って見ると、あたしは午後班らしい。



「俺も午後班だから、午前中一緒にまわろ」


「うん」



そう頷いた時だった。



関口がふっとあたしの後ろで、視線を止めて。



「…新藤」


「え、」



振り向くと、眉をひそめてあたし達を見る、新藤慧がいた。



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