華の欠片




男の後ろに着いて行くと、ある部屋に通

された。





その部屋には数名の男達が居た。

その中には私を拷問に掛けた野郎や夜、

私をここに連れて来た奴も居る。





「まぁ、適当に座って下くれ。」




第一声を放ったのはこの中で一番堅いの

大きな男だった。

私は言われた通り部屋に入ってすぐの所

に腰を下す。




「こんな事になってしまって本当にすま

なかった。」





いきなり堅いの大きな男が深々と頭を下

げてきたので私は驚いて目を見開いた。


てっきりまたしつこく質問されるのかと

おもっていたからだ。




「いや、悪いのはあんな時間に一人で出

歩っていた私だ…怪しまれても当然」




すると、私を拷問に掛けた野郎も口を開

いた。




「本当にすまなかった。今回の件で悪い

のは全て俺だ。それなりの責任は取るつ

もりでいる。」





「それは必要ない。

元はというと私が悪いのだから私は直ぐ

にでもここを出ていく。

これ以上世話になる訳にはいかない。」






すると、口重そうに拷問男が口を開いた

。




「その事なんだが.....まだお前をココか

ら出すわけにはいかない。女子だと分か

っただけであって、まだお前の素性が分

からんのでなぁ。

無理やりとはいえ、ここに立ち入ってし

まった以上はっきりさせておきたい。」






「あゝ。つまり私の疑いはまだ晴れたわ

けではないということだな。

ふっ…

特に貴方なんか何かを探るような目をも

ろしている。」



< 17 / 83 >

この作品をシェア

pagetop