緋色の姫は族の一員でした。



俺は部屋に帰ると


荷物をまとめた。






やっとこんな学校やめられる。





うれしい.......はずなのに。





悔しいよ。







外に出ると、お母さんが迎えにきていた。




「緋羽、乗りなさい。」



お母さんはそう言ったきり、なにも言わなかった。








そして、私の乗ったこの車が家につくことはなかった。




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