残された時間〜時を止めて〜
違和感


数日後


-帰り道-


いつもと同じ道を
悠斗と帰っていた


「…はぁ…」


おかしい


「月?どうかしたか?」


「ううん。何でもないよ」


何でもなくなんかない


「そうか、何かあったらいつでも言えよ」


「うんっありがとう」


悠斗は私の頭を
優しく撫でた


「どうしたの?」


私が悠斗に尋ねる


「何が?」


微笑みながら
悠斗が尋ね返してくる


「急に頭なんて撫でて」


「ん?可愛いなぁって」


「っ…」


「月顔真っ赤だよぉ〜」


ニヤニヤしながら悠斗言う


「うるさい!!」


…やっぱり…何かへん


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