残された時間〜時を止めて〜


「ばいばいっ!」


家につき悠斗とわかれる


今日は何故か


ずっと左胸に違和感があった


何かがおかしい


ずっとそんな感じがしていた


んー…まぁいいか


きっと大丈夫だろ
そう思った


「ただいま〜」


「お帰り」


出迎えてくれたのは
お父さんだった


「早いね、仕事は?」


「仕事場が変わって
今週は6時に終われる」


「ふーん」


私の家にはお母さんがいない

お母さんは私が幼稚園児の時に病気で死んだらしい

私は小さかったから

お母さんの顔も

どんな人かも覚えていなかった


そー言えばお母さんが死んだ病気ってなんだったっけな…


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