再愛 ーサイアイー
「それでも、好きなんだ」 side優也
「あー、眠い。」
只今、昼休み。
昼飯の後のものすごい睡眠欲が湧いてくる時間だ。
「……授業行く気がしねぇーな。」
よし、サボろう。
睡眠不足は運動の敵。
部活もあるし、5時間目は張り切って寝るとしよう。
あくびをし、空き教室に入ると、床に寝そべった。
「アラームしとくか。」
部活には遅刻したくないしな。
携帯のアラームを1時間30分後に設定する。
さて、と寝ようとした時--
ガタンっ
「ここなら、みつからないよね。」
誰かが入ってきたようだ。