再愛 ーサイアイー
お皿も洗って、リビングのソファーに2人で座った。
「これから、何しよっか?」
「うーん…ゲームは暫くしたくないね。瑠衣は何かしたいことある?」
「俺は、美幸といるだけで楽しいけど?」
瑠衣の言葉に、顔が赤くなる私。
「こうやって、2人でいるだけで幸せ。」
顔を覗き込んでくる瑠衣から、慌てて顔を隠す。
「隠すなよ。」
顔を覆っている手を掴まれ、私の表情を見ようとする瑠衣。
「恥ずかしいよ…」
顔を見られることで、更に顔は赤くなる。
「瑠衣、もうやだっ」
「可愛いから、まだダメ。」
「きゃっ」
瑠衣はニコニコしながら、私の耳元で囁く。
「耳、弱いんだな。」
「そういう訳じゃないもん。」