再愛 ーサイアイー

唯一言えるのは、



これを希望に知られるのだけは、阻止しなければいけない



ということだ。







私と１年間、親友として一緒に過ごしてきた希望が




真実を知ってしまったら、きっとすごく傷ついてしまう。






それに……



希望の恋を応援しなきゃいけない。



そう、約束したから。







それなら、私は、忘れなきゃいけないんだよね……




まだグチャグチャの頭の中で、私が出した答えは、それだった。






もしかしたら、


この時違う判断をしていたら、この先、あんなに傷付くことは無かったかもしれない。