Birth Day〜さよなら、悲しいあの日〜
1.

*プロローグ




「田澤さんこんにちは」



わたしは今顔も知らない男の人のお墓の前にいる



幼い頃わたしは事故に合いそうなところを



田澤さんに救っていただいたってずっと言い聞かされてきた



わたしはこの人のおかげでえ生きてる



この人が居なかったらきっと死んでたんだと思う



でも、中1のわたしには荷が重すぎる、わたしのために見知らぬ誰かが死んだなんて



この人には奥さんと二人の子供がいた



わたしは田澤さんの家族をも不幸にした



そんなわたしがヘラヘラ生きるのはいけない事



感情を表しちゃいけない



ほんとなら生きてちゃいけないんだ



死んでるはずなんだから



わたしは生きてるけど生きてちゃいけない



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