Birth Day〜さよなら、悲しいあの日〜
「よ、よう」
「俺らの事わかる?」
言いにくそうに聞く2人
「覚えてるよハッキリ」
「だよな...あの...俺ら秦野に言いたい事あるんだ」
そう言った後にずっとだまってたもう一人が口を開いた
「画鋲とか...体操服とか...教科書も全部俺たちがやったんだ」
「「ほんとにごめんなさい」」
二人で深々と頭を下げるのを目の前にしてわたしはどうしていいのかわかんなかった
「と、とりあえず頭上げてよ」
二人ともわたしの言葉に頭を上げる
「どうしたの急に」
わたしが聞くと
「滝川に言われたんだ美雨はお前らが思ってるような悪いやつじゃねぇ
今までしたこと謝るついでに話して来いよって」
隣にいたもう一人も頷いた
「やっぱり滝川くんか
滝川くんはねホントにいい人だよ
わたしのこと大事に思ってくれてね
毎日毎日お見舞だって来てくれるんだよ」